映画『アンティル・ドーン』を見ました
あまりにも暑いので肝を冷やすべくOSシネマズミント神戸で『アンティル・ドーン』を見に行きました。
タイトルでピンときた人も多いと思いますがこの映画はPS4で発売されていた18禁ホラーゲームを原案・原作とした映画になっています。ソニーということでプレステスタジオ謹製、そしてソニーでホラー映画といえばすっかりおなじみの精鋭部隊、スクリーン・ジェムズスタジオが製作を務めています。映画に合わせて最近PS5でリマスターも出ました。(18禁ゲームなのでAmazonのリンクが貼れませんでした。本体で勘弁してください。)
PS4でゲームが出たときから「いつかソニーが自ら実写化するだろう」って思っていたら本当に実写化されたので制作が決まったときにビックリしました。些細な判断で生死を分けるあのマルチシナリオをどうやって映画で再現するのか……?
あらすじ
行方不明になった姉を探す女性、クローバーは4人の若者たちとともにその手がかりを探していた。
豪雨の中で手がかりを探すうちに道に迷ってしまい、5人はある屋敷へとたどり着く。その屋敷は人が生活していた形跡があるものの誰もおらず、5人は不思議に思う。
外は豪雨、どうせならここで雨宿りすればいい。そう思っていた5人だったが、結局雨宿りをしているうちに夜になってしまう。
夜になって雨はすっかり上がり、脱出しようとしたところで5人は怪奇現象を目の当たりにする。なんと、車が勝手に動き出したのだ。しかも、怪奇現象はそれだけではなかった。屋敷の外で物音がしたのでドアを開けると誰もいない。その瞬間、屋敷の中に殺人鬼が!5人は殺人鬼から皆殺しにされてしまう。
……しかし、死んだはずの5人はなぜか生き返った。実は、あの屋敷は「死んでも死んでも生き返ってしまう恐怖の館」だった!その鍵を握るのはドクロの付いた砂時計で、砂が落ちないうちに夜を生き延びないとまた一からやり直しになってしまう。そして、このループから脱出するには誰かを犠牲にして4人で生き延びなければいけないのだ。当然、クローバーは5人で生き残る方法を模索するのだが……。
ざっくり感想
あらすじからして「雪山(原作の舞台)じゃねーのかよ!」ってツッコミが入ってしまうがそこはスクリーン・ジェムズ。最終的にはちゃんとしたスラッシャーホラーとして成立していたので結果オーライ。
一応原作の要素があるとすれば「屋敷の中で若者たちが殺人鬼から狙われるので生き残るために探索すること」だろうか。それ以外はほぼ別物だと思えば良い。というか『ひぐらしのなく頃に』と『ハッピー・デス・デイ』を足して2で割ってゲームの要素を入れたと言えば分かりやすいか。実際屋敷の真相にたどり着いた時に「ひぐらしじゃん」ってなったのは言うまでもなく。
とはいえ原作が18禁ゲームなので映倫も原作に合わせて(?)R18+指定。故にグロシーンのバーゲンセールである。そういえばPS4版のローカライズで「暗転どーん」とか言われてましたね。
人体破裂から頭部損傷、さらにはデストラップまであるという出血大サービス。多分人によってはあるシーンの影響でしばらく水やコーヒーが飲めなくなるかも?でも水分補給は大事よ、この時期。
とにかくゲーム原作としてみると「うーん」だけど普通のスラッシャーホラーとしてみると割と面白かった。あの不穏なラストも含めて続編あるかも?
Share this content:
コメントを送信