【涙腺崩壊】『栄光のバックホーム』を見ました

109シネマズHAT神戸で『栄光のバックホーム』を見ました。題材が題材なので本当はTOHOシネマズ西宮OSで見たかったけどチケット戦争に敗北しました。そらそうよ。

栄光のバックホームとは?(あらすじも兼ねてます)

阪神タイガースの元選手、故・横田慎太郎さん(2023年没)によるベストセラーノンフィクション。2023年の阪神リーグ優勝、および日本一達成時に単行本が刊行されて即入手困難になったという逸話があります。(現在は文庫で購入可能)

横田慎太郎さんは2013年にドラフト2位で阪神タイガースに入団、将来を嘱望されていましたが脳腫瘍により一時は選手生命を絶たれてしまいます。
しかし、彼の不屈の精神によって実戦復帰出来るまで体力を戻しますが、脳腫瘍の後遺症によってすでに左目の視力はない状態でした。
そんな中で挑んだ2019年の引退試合。そこで横田さんはある「奇跡」を起こします。これは阪神ファンの間で「奇跡のバックホーム」として語り継がれているプレーでした。

映画では引退後の闘病生活、そして最期まで描かれていますがハンカチどころかバスタオル必須の映画でした。

ざっくり感想

映画であそこまで泣いたのは多分『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』以来だと思います。(自分が阪神ファンというのもありますが)

横田さんのことはリアルタイムで事情を知っていたのでギャガのロゴが出た時点からすでに涙腺がぶっ壊れていて冒頭の鈴木京香さん演じる横田さんの母親のモノローグで完全に涙が止まりませんでした。

主題歌および挿入歌としてゆずの『栄光の架橋』が使われていますが、これは横田さんの実際の登場曲でもあり、流れるタイミングがズルいというか絶妙でした。涙腺4DXですよ。

映画館という公衆環境にもかかわらず終始嗚咽や鼻をすする音が聞こえていて、晩年のシーンは自分も思わず嗚咽を出してしまいました……。

それにしても柄本明さん演じる川藤幸三さん(阪神タイガースのレジェンド選手で現在は解説者やYouTuberとして活躍中)が本当に川藤さんにしか見えなくてエンドロール見るまで分かりませんでした。俳優ってスゴい。

hitomiパイセンを世に送り出したエイベックスの元敏腕社長で現在ではギャガのCEOを務めている依田巽さんの人脈もあって鈴木京香さんや柄本明さん以外のキャストも豪華でした。父親役に高橋克典さん、横田さんのかつての同僚で現在では三菱重工Westで活躍中の北條史也さんに前田拳太郎くん、横田さんの主治医役に佐藤浩市さん、掛布雅之さん役に古田新太さん……など、多彩なキャストによって物語が彩られていました。(ちなみに横田さん本人の役は実際に少年野球での野球経験がある松谷鷹也さんが演じています)

阪神ファンはともかく、阪神ファン以外の野球好きにも見て欲しい。そんな感動の映画でした。バスタオルは持っていった方が良いと思います。

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