『心臓あつめ』小説家になろうにて連載開始のお知らせ

「小説家になろう」にて『心臓あつめ』の連載を開始しました。完結話数は全7話で、毎日18時ちょうどに更新されます。

あらすじ

常日頃から「自ら命を絶ちたい」というネガティブな思考を持った推理小説家の女性、廣田彩香は数少ない友人である西野沙織からある事件の解決を依頼される。
曰く「神戸市内、それも御崎公園球技場の近くで心臓が抜かれた遺体が相次いで見つかっている」とのことであり、彩香は渋々沙織の依頼を受けることに。
沙織が依頼人として紹介した女性、金崎友美は町医者の娘であり、こちらも「薬品庫から突然劇薬が消える」、「愛犬が無残な状態で見つかった」、「次は金崎家の人間の心臓を抜き取るという旨の脅迫状が届く」、「友美の妹である瑠璃が見ず知らずの男性から犯される」という様々な事件が発生していた。
流石に一度に解決するのは不可能だろう。そう思った彩香は、まず「愛犬が殺害された事件」と「心臓がない遺体」の事件解決を優先させた。
しかし、事件解決に乗り出した矢先に友美が殺害されてしまう。それも、彼女の遺体には心臓がなかった。
管轄の刑事である葛原恵介は、事件現場で遺体を調べる彩香の姿を見て思わず「彩香ちゃん?」と声をかける。それもそのはず。恵介と彩香は中学校の同級生だったのだ。曰く「サッカーの道を諦めて刑事になった」とのことであり、2人は共に事件を追っていく。
そんな中、とある事件において指名手配されていた四十万光留が殺害される。当然、光留の遺体からは心臓がない状態だった。彼こそが瑠璃を犯した元凶であり、なおかつ連続猟奇殺人事件の被疑者として唾を付けていたので、事件は事実上振り出しに戻ってしまう。
それでも、彩香と恵介は諦めない。沙織も加えた3人で事件の推理をしていく中、恵介がある手がかりを掴むのだが……。

実は……

本作はメフィスト賞(2025年上期)に応募していた作品で、落選のショックでTalesというnoteが提供するできたてホヤホヤな小説投稿サイトに掲載していた作品と同一作品です。Talesでの評判が良いのでなろうで連載を開始するという運びになりました。

まあしかし廣田彩香という人物は私の人格をトレースしたのもありますけどかなりのヤンデレですね。それで良く小説家としてやっていけますよ。
本作を執筆していた時期はちょうどヴィッセル神戸のリーグ連覇が懸かっていた時期であり、作中でもフロンターレ時代から応援している宮代大聖選手をもじった名前の選手のユニフォームがキーアイテムとして登場します。欲を言えば宮代くんにはフロンターレで得点王に絡んで欲しかったですが結局ヴィッセルで絡むことに……。

ノエスタ……もとい御崎公園球技場付近を事件現場にした理由に対して特に深い意味はないですが、個人的には「コレでメフィスト賞イケる!」と思っていただけに落選のショックがデカい結果となってしまいました……。

今後の予定

本作の続編としてTalesには掲載していない『コワレモノ』という作品があります。
こちらは『心臓あつめ』完結後の翌日(2025年11月19日~)から掲載予定となります。作品に関してはまた別記事で詳しく説明しますが、こちらは『心臓あつめ』の3ヶ月後を舞台に描いています。まあ途中で力尽きて45000文字止まりになってしまいましたが……。

『心臓あつめ』と『コワレモノ』の2作のリアクションを見て3作目以降の執筆も検討したいと思いますので、よろしくお願いします!

Share this content:

コメントを送信

You May Have Missed