昔は良かった……とも言い切れない理由(ワケ)

ゴシップ記事のニュースを引用するのも癪に障りますが、今日こんなニュースを目にしました。

女性セブンの記事によるととんねるずの石橋貴明さんが抗がん剤治療を拒否したとのことであり、小学館のカメラマンが捉えた彼の姿は酷く痩せ細っていました。
正月の恒例番組である『とんねるずのスポーツ王は俺だ!』や個人的に大好きなモノマネ番組である『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』でのふくよか(?)なイメージを持っているだけに現在の彼の姿を見て少しショックを受けました。

○○禁止

しかし、我が家では基本的に「みなおか禁止」の家庭で、番組の中で見て良いのは「食わず嫌い王決定戦だけ」という厳しい家庭で育ってきました。ちなみに親はアンチ石橋貴明ですが俳優・アーティストとしての木梨憲武は好きという変な家庭環境でした。

禁止されていたのは「みなおか」だけではありません。『笑う犬』や『ワンナイ』といったフジテレビ黄金期のコント番組は基本的に禁止、テレ朝の『ロンドンハーツ』も禁止でした。とは言いつつロンハーは親が居ぬ間にコッソリ見ていたんですけどね。

曰く「いかに下品なバラエティを見させないか」ということだったらしく、笑う犬よりは裏番組の大河ドラマ(当時なら『葵 徳川三代』や『北条時宗』、『利家とまつ』が該当)でしたし、ロンハーも「裏番組の『プロジェクトX』を見た方が良い」というスタンスの育成方針だったようです。
その割に親がオタクということも相まってゲームやアニメは禁止されていませんでしたが……。(おかげさまで『犬夜叉』や『デスノート』、『名探偵コナン』と言った話題には学校でも付いて行けていた)

一方、親に土下座してまで『学校へ行こう!』は見せてもらっていました。どうやら「親が三宅健と岡田准一のファンだった」ということでアッサリ折れたようです。
あと、『どうぶつ奇想天外!』の後枠だからという理由で『USOジャパン』も見させてもらえました。今から思えば、多分「裏のめちゃイケを見るよりはマシだろう」という判断だったと思います……。そういうめちゃイケも「岡村オファーシリーズ」だけは見させてもらえましたが。

昔のツケが今へ押し寄せている

そして、現在……松本人志と中居正広の女性トラブルが発端となってテレビ業界は「オワコン」と言われて久しい世の中となっています。
それらの原因となったのは、90年代後半~ゼロ年代前半のコント番組における「一歩間違えばセクハラ」と言われる下品な表現にあったと思います。そういう「90年代後半~ゼロ年代のツケ」を溜めに溜めた結果、こうやって今になって表向きになってしまったんだと思います。

因果応報と言ってしまえばそれまでですが、あの時代に誰か止める業界人はいなかったんでしょうか?
まあ、「おおらかな時代だった」と言ってしまえばそれまでですが……。

余談

松本人志と中居正広の女性トラブルはどういうわけかフジテレビつながりで福山雅治にも飛び火してしまいました。
一応、彼の主演作でかつフジテレビが関与している『ブラック・ショーマン』は予定通り公開されるようですが、正直言ってモヤモヤが残ったまま封切られるのは複雑です……。映画は見る予定ですが……。

Share this content:

コメントを送信

You May Have Missed