いかにして一太郎でプロ仕様の小説を執筆するか

最近は検索サイトで「ハウツー」を検索しようとしてもマトモな情報が上がってこないらしいですね。大体がゴミサイトのアフィ記事だったり求めてる情報を捜しても鈴木雅之のように「違う、そうじゃない」というツッコミを入れてしまうことが度々あります。

失礼しました。本題に入ります。

私は常日頃から「dynabookに一太郎」という最強の執筆環境を作り上げていますが、普通に「40字×40行、游明朝」というつまらない執筆環境じゃモチベーションは上がるどころか下がってしまうばかりです。

ならば「普段読み慣れてる本と同じような環境を作り出して執筆すれば良くね?」という発想で現在の執筆環境はこんな感じになりました。

これが現在の執筆環境です。2段組の講談社ノベルスで殴られて育ったのでこのスタイルが一番シックリ来るし執筆の感覚も掴みやすいです。

設定開示

スタイルは一太郎標準の「新書判 小説」をカスタマイズしたモノとなります。

講談社ノベルスの組版に合わせるために京極夏彦の『鵼の碑』(ノベルス版)からリバースエンジニアリングした結果、講談社ノベルスの組版はこんな感じになりました。

・段組→2段組
・文字数→50文字/1段
・行数→18行/1段
・基本フォント→京極夏彦の『陰摩羅鬼の瑕』を信じるならDF平成明朝体W3(本作でのフォントディレクションがヒラギノ明朝W3)

設定を文章スタイルに流し込んでいきます。(マージンに関してはあくまでも私の直感なので各自手元にある適当な講談社ノベルスで測ってください)

ちなみにページノンブルのマージンはドンピシャだったのが5mmだったというだけの話です。ここはもう個人のフィーリングでなんとかしてください。

そして実際に出来上がった原稿がこんな感じです。

サンプルデータとして未発表の小説の冒頭を使わせてもらいましたが、大体こんな感じで執筆するようになってからめちゃくちゃ捗るようになり、文字数も3万字が限度だったのが6万字~8万字までグッと伸びました。

自分好みの執筆環境を作るというのは難しいですが、この機会に私の執筆環境を参考するというのはどうでしょうか?損はさせないと思います。

まとめ

最後まで読むの面倒くさいという人もこれだけ覚えて帰ってもらったら大丈夫だと思います。

  • 執筆ソフトは一太郎
  • 段組は2段組
  • 文字数は1段あたり50文字
  • 行数は1段あたり18行
  • 基本フォントはDF平成明朝体W3
  • マージンはとりあえず定規で測れ

最近は本業が忙しくてあまり執筆出来ていませんが、今の仕事が一段落したらまた執筆に取りかかろうと思っています。

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読んでくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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