『バレリーナ : The World of John Wick』を1週遅れで見ました

hitomiパイセンのライブとジョン・ウィック外伝の公開日が思いっきり被ってしまい、おまけにジョン・ウィックの権利がポニーキャニオンから木下グループに移ってしまったため2週目でも近場で見られる場所がMOVIXあまがさきしかありませんでした。

というわけで尼崎まで『バレリーナ : The World of John Wick』を見に行きました。

ジョン・ウィックとは

憂さ晴らしと真田広之の無駄遣いに定評のあるデヴィッド・リーチ脚本で、製作総指揮と主演はキアヌ・リーブスという人気シリーズ。今まで本編が4作、外伝が今回公開された1作という計5作で成り立ってます。

凄腕の殺し屋であるジョン・ウィックは飼い犬をロシアンマフィアに殺害されたことにより報復としてそのロシアンマフィアを壊滅(ジョン・ウィック)、数日後にイタリアンマフィアに愛車と家を爆破されてしまったのでそのイタリアンマフィアを壊滅(~チャプター2)、そういう報復行為を続けることによって裏社会から追われる身となってしまい(~パラベラム)、逃走の末に日本のコンチネンタルホテルに逗留するが追っ手に襲われ、かつての友と敵対することとなってしまう(~コンセクエンス)というのがシリーズのザッとした流れです。

※コンチネンタルホテル:シリーズに登場する殺し屋たちが逗留するホテル。ホテル内での殺しは御法度だが『~パラベラム』でジョン・ウィックが掟を破ってしまう……。

よく映画においてネタバレで「犬は無事です」というワードが頻発しますが、そもそもの元凶はシリーズ第1作でジョン・ウィックの飼い犬が殺害されてしまったことです。ちなみに2作目以降は基本的に犬は無事です。(シリーズ通してR15+指定だが映倫マークの横に犬のマークが付いているという悪ノリまでやってのけている)

そして、今回公開された『バレリーナ : The World of John Wick』は『~パラベラム』に登場したイヴという女殺し屋が主役の外伝となっています。
『~パラベラム』でジョン・ウィックのライバルとして登場した彼女ですが、元々はジョン・ウィックと同じ孤児院で育てられ殺し屋になったという悲しい過去を持っています。今回の映画は、そういう彼女の目線から描かれた話となっています。
そして、あくまでも外伝作品ですが噂によればジョン・ウィックも出てくるとか……。

あらすじ

殺し屋に父を殺された少女・イヴ。彼女は孤児院に引き取られ、バレリーナとして育てられた。しかしそれは表向きの話であり、本当は「ルスカ・ロマ」という殺し屋を育成する組織の元で鍛錬を積み、復讐のために殺し屋として裏社会で暗躍していた。
やがて、殺し屋として標的を殺していく中で父の命を奪った殺し屋の手がかりを掴む。その殺し屋は「手に×マークのアザ」が付いていて、彼女の記憶の奥底に眠っていたモノだった。
ところが、ルスカ・ロマにとって「×マークのアザが付いた殺し屋集団と関わること」はタブーであり、停戦協定を結んでいた。イヴはその掟を破り、単独でその殺し屋集団を追うことに。
そして、殺し屋集団を追っていくうちにプラハのコンチネンタルホテルへとたどり着く。ホテルには賞金首のパインという殺し屋が逗留しており、彼もまた×マークのアザを持っていた。
しかし、パインとの交渉の中で他の殺し屋からの襲撃を受けてしまう。当然、コンチネンタルホテルでの殺しは御法度。イヴはなんとか殺さずにホテルから抜け出すことになったが、パインの娘が何者かに誘拐されてしまう。
娘が誘拐されたのはオーストリアの雪深い小さな村。そこはかつてイヴとジョン・ウィックが幼少時代を過ごした孤児院もあるのだが、本当は孤児院ではなく殺し屋を育成するための施設だった。
周りには敵しかいない。そう思いながらパインの娘を捜すイヴだが、彼女の目の前にジョン・ウィックが現れて……。

ざっくり感想

やってくれたなライオンズゲート!

ジョン・ウィックのスピンオフなのでやってることはいつものジョン・ウィックと同じ。敵は景気よく死ぬし犬は……多分無事だと思います。

敵が景気よく殺される様子はR15+指定なのにもはやギャグ。リモコンから皿、挙げ句の果てには火炎放射器まで持ち出す始末。特にクライマックスの火炎放射器合戦は異能バトルのそれでした。実際火炎放射器を向けられたらスプリンクラーで対処すれば良いらしいけどそんな都合良くスプリンクラーなんて転がってねぇよ!

当然イヴには悲しい過去がありますがそれはお飾りであり、基本は「何でもありの殺し屋映画」だと思えばシリーズ未履修でも十分楽しめると思います。まぁ『~パラベラム』の知識は持っておくと幸せになれると思いますが……。(シリーズ全作履修済)

ジョン・ウィック5(仮題)が正式発表されたタイミングでのスピンオフ。時系列は『~パラベラム』と『~コンセクエンス』の間なので本作におけるニューヨークのコンチネンタルホテルはまだ爆破される前。こうなると早く5が見たいところですが……とりあえず日本での配給権は木下からポニキャンに戻してください。それがダメなら東宝東和でも良いです。(2週目というのもあって上映枠が大幅に減らされてしまったので当初は109シネマズHAT神戸で見る予定だったのがMOVIXあまがさきまでバシルーラされました。本当に勘弁してください……)

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